こんにゃん、TOCです。
今日は(も)ブログのネタがない中日ということなので、
すみっこソフトで、自分が担当している『スクリプト』というお仕事について書いてみます。
そうなんです。TOCはすみっこソフトでは『スクリプター』さんだったりするのです。
エロゲ業界は複数の仕事を兼任することが多いのですが、特にスクリプトは兼任になることが多いみたいですね。
そんな『スクリプト』ですが、一般的にはあまり聞きなれない言葉かと思います。
実際に『スクリプト』とはなんぞ? と言われますと、
『スクリプト』 = 『素材の組み合わせ』 ・・・以上ッ!
・・・いや、本当にそうなんです。
シナリオ、音、絵、などをひとつにしていく、
ケーキ作りでいったら、最後の飾りつけみたいなものをイメージして頂けるとありがたいです。
絵やボイス、シナリオなどの素材を組み込み調理する、
電脳世界のパテシェさんなんていうと、きっとイメージが良いですね!
細かく言いますと、
『スクリプトとは、機械語への変換作業を省略して簡単に実行出来るようにした簡易プログラム』
のことらしいです。(ググッた)
簡易プログラムというのは、本当に簡単でして、
マクロ化された命令をシナリオに貼り付けていくだけの簡単なお仕事です。
具体的には『テキストで教室に入ったからここから教室にしよう』
[背景変更 教室 昼]
『この女の子がしゃべるからここで立ち絵を出しておこう』
[秋桜 制服 腕下 ア●ル]
みたいなものをテキストの間に埋めていく地道な仕事です。
昔はプログラムみたいなものをガシガシって感じだったのですが、
先人の苦労によって、いまの素晴らしく簡単な物になっており、
ペタペタっていう感じの作業になっています。
・・・といいましても、昔に比べ仕事が楽になった訳ではない感じで。
シナリオ容量の増加、ボイスの追加、演出の強化などなど、
やれることが増えている分、むしろ大変になっています。
特に最近はシナリオが長くなっていて大変ですね。
昔は1Mもテキストがあれば超大作だったのですが、
{1MBytes(概ね50万文字) ラノベにしたら4~6冊分}
今回の『なつくる』のように、2Mのテキストを超えてきたりしますと、
『渡辺さん、がんばりすぎっ!』と嬉し涙で、前が見えない感じになったりします。
そんなスクリプト仕事の喜びはといいますと、
やはり誰よりも早くゲームを体感出来るということではないでしょうか?
と、いうことで、今回はその喜びを少しだけ皆様におすそわけです!
と、いうことで『なつくる制作快調ですっ!』とお伝えして、
ブログの方、終わりたいと思います。
以上、本当はもっと色々とスクリプトについて語りたいTOCでした。